中田秀夫監督は『スマホを落としただけなのに』で評判も落とした
北川景子主演の『スマホを落としただけなのに』を観た。
ある程度は覚悟していたが、はじめに言うと、散々というか、面白くないというか、ひどい映画だった。
"あの"中田秀夫監督作品の最新作がコレか・・・と落ち込むほどに。
とにかくひどい脚本と演出。セリフが崩壊しており、役者も本当に困っただろうな。
昔のホラーテイストな照明は一切なく、テレビドラマのような明るい部屋ばかり。
"スマホ"を題材にしているのに、結果的には3年〜4年前の映画を観ているような気分。
過去に『白ゆき姫殺人事件』というTwitterのようなSNSを題材にした映画があったが、あれもひどかった。
この映画は絶対"おっさん"が「SNSってこんなんだろ!」というノリで作ったんだなと思うしか無い、時代に乗ったテーマなのに時代遅れな演出の塊。まさに今回もそのオンパレードである。
先日観た『Search』が素晴らしい映画だった分、同じSNSを扱った映画として比べる点が多すぎて悲しくなった。本来の武器であるホラー要素ですら何も機能していない。
この映画がなぜ成立しているのか、を考えた結果、企画書などは最高に面白いんだろうと思った。ただ、具体化していく中での監督脚本をミスったのか、脚本だけでも他の人に任せたほうがよかったのではないか・・・難しい・・・。
母校で授業なんてする時が来たんだなあ
久々に、我が母校である京都造形芸術大学へ。
映画学科一期生ということもあり、何かの節目にはよく行く。
今回も2つほど学校でやりたいことがあったので、学科長である山本さんへ挨拶するために訪問した。
俳優コース担当である水上さんは、8年前に自分の卒業制作で出演してもらったこともあり、授業を見学させてくださいとお願いしたら、授業してみないかと提案してもらったので、よろこんで受けた。
映画学科三年生、20歳の俳優コースのヤングたちへ「自分で売れる役者になる2018」という胡散臭いテーマで色々話したけど、大きなトピックはこの2つ。
・Twitterのフォロワー数は信頼度
とにかくバズって有名になればそこからメディアに出れる確率が上がる。これは努力だし、なによりも数字という強いものがある。
フォロワーが一万人いれば、なんかよく分からなくても「何かあるのでは」と思わせることができる。
・2D・3Dだけじゃなく、VRやドローンが一般化してきている
けたたましい轟音がするドローンでの撮影、VRカメラで撮る作品への慣れ等、機材が変われば、アウトプットが変われば芝居の方法論が変わること。
話してて自分でも弱いところがわかったし、これはウケが良いんだなというところも明確になって良かった。
毎回いろんな学校で思うけど、授業という行為は自分のためになる。
山本さん&福岡さんに鬱の話しをしたら、笑顔で「戻ってこれてよかった」と言われたのがとても嬉しかった。
そうそう、よくあんな状態から戻ってこれたな。よかったよかった。
ゆっくり一人で色んなことを同時進行していると、着々と前に進んでいる感があって楽しい。明日は機材がまた沢山届く。
一人で機材チェック。一人で機材テスト。
実績を作る、作品を作るのも、
ゆっくり、無理せずやる。
レッツゴーピカチュウ:22年ぶりのポケットモンスター
ポケットモンスターレッツゴーピカチュウ・レッツゴーイーブイが発売され、悩んだ末買った。ピカチュウバージョンのリメイクということは、内容はほぼ赤・緑と同じ。
つまり、22年前にでっかい白黒画面のゲームボーイでプレイしていた頃のゲームを、Nintendo Switchで出来るというタイムマシンのようなゲームだと考えて、買うことを決めた。
まだ二時間ほどしかプレイしていないが、あの頃の記憶が蘇ると同時に、ストレスフリーになっている点が多い。まさに改良。
ポケモン漬けになる休日になると思っていたが、案外色々と仕事面で動きがありそんな余裕もなかった。
VRの勉強会を仲間としてみた。VRをさらにVRさせるにはどうしたらいいのかをカラオケでべらべらと話し、見て、話した。
・没入感
・誰(何)にでもなれる
この2つを改めて考え、圧倒的に技術よりもアイデアであり、何が見たい、何が面白いを考える良き打ち合わせだった。
それと、最近コスプレイヤーやオタク産業の中に入ってきた自分が思うこと、この業界をもっと盛り上げられることを思いつき、それを話してみたら、ちょっとは好感触だったので、あと何人かに話してみようと思う。
もう一つは、クラウドファンディングの企画が目標金額50万円を突破し、現在60万円を超えた。
この企画も、Twitterで無名のよくわからない”裏垢女子”というのがどこまで戦えるのか?の実験の一つであり、見たい人が有志で集まり作品を生み出すクラウドファンディングとの相性が抜群だということ。
この経験はかなり次に行う計画に活かされているので、丁寧にやっていきたい。
クラウドファンディングも、もっと気軽に、もっと簡単に、でも慎重に出来る環境を整えたい。
ファンはレイヤーさんやアイドルが動くのを見たい。動画・映像が見たい。
今年は充電と勉強。来年は忙しくなる。
ポケモンしよう。
VR撮影の勉強と練習とゲームキューブコントローラ
VR撮影案件がいくつか出てきたので、改めて練習と勉強。
VRとはいえ、制作物が"何のために作るのか"で変わってくる。
もうすぐ作るのは恐らく店内紹介と、グラドルイメージビデオ。
なので、広くない場所での撮影、被写体との撮影を重点にお勉強。
そんなとき、たまたまエロサイトで見つけたVRのAVの現場写真がいくつか載っていた。
※リンク先18禁注意
最先端なVR使ったAVエロ動画の撮影現場が凄いことに | みんくちゃんねる
いつの現場写真なのかわからないが、3Dカメラ、バイノーラル録音を中心に、ライブで仮チェックするためのGoPro、それを見るためのiPadやモニターが接続。基本はミニジブという構成。
確かに準備は時間がかかるが、組んでしまえばフレキシブルになるだろう。
ただ、狭い場所での撮影には不向きだなあと思った。
でも機材周りの構成はとても参考になった。
これは、mavic airにinsta360 one Xを取り付けて近所を撮影したテスト映像。
これをOculus Goで見ると、一人でこんなの素晴らしい映像撮れるんだな〜と自分で思ってしまった。
こういう、今まで住んでたところを80m上空から見ることが出来るというのは、単純に感動するものである。
ドローンと360(VR)カメラのコンボは無限大。
VRゴーグルで見るのか、スマホで見るのか、これだけでもVRの表現・撮影方法が変わってくるので、それも踏まえてお勉強。
プロ志向なことはもっと大作ばかり作る人にまかせとけばいい。
もっとカジュアルに、簡単に、市民権を増やしていけるVR作品を、もっと。
11/15 早朝 はじめに
新しく物事を始めるときにブログは最適。
自分が書いた十年以上前の映画の感想の記事が、未だにネットの海をさまよっている。
Twitterだけでは書ききれないことも沢山あるので、備忘録として。
鬱から脱却(まだしてないけど)の話やら、会社設立の話やらは、ブログにしといたほうが後々読み返しやすいだろうなというのも大きな理由。
とりあえず会社名や業務は決まって、なんかいい感じに進んでいってる感じだけど、相変わらず資金が無い。入ったら入った分だけここ最近は機材を買っているからだ。
・MacBook Pro(2017)
・OSMO MOBILE2(ジンバル)
・mavic air(ドローン)
・Oculus go(VRを見るやつ)
・insta360 one X(360℃カメラ)
とまあ、ここ三ヶ月くらいで、周辺機器含めて既に40万から50万は消えている。
とは言え楽しい。
いざ会社設立だ!と思いきや、会社設立にも金がかかる。
なにやら色々含めて25万前後かかるらしい。
なんでもお金だなあと思いつつ、とりあえず会社設立資金だけは確保せねばと思い、今月と来月はちょっとがんばって1月に会社設立を目標にしようと思う。
なんとなーく考えていた「2019年本格始動!」はあながち間違いじゃなかった。
ロックスターであるTHE YELLOW MONKEY吉井さんが言っていた『愛と狂気の30代』を目前にした今、昔から知っていたこの言葉は突然自分に寄り添ってきた。
「お仕事無理せずがんばってね」を生涯守ることを決めたので、このブログもそんなに無理しない。
頑張りはするけど。